諏訪大社秋宮と並ぶ観光スポットの春宮。拝殿以外にも自然を感じられる場所や、有名スポットである大仏も近くにあることが特徴です。

春宮と秋宮は何が違うの?
観光で最低限抑えておきたいポイントは2月〜7月に御霊代(神様の依代)があるのが春宮。8月〜1月に御霊代があるのが秋宮なこと。半年ごとにお引越しをしているんです。
春宮神楽殿〜拝殿
建物は何が違うの?神楽殿と拝殿を区別しよう
春宮の門を抜けると最初に眼の前に見えてくるのがこちらの建物。神楽殿といって神楽などを奉納するための場所なんです。神楽殿の後ろが拝殿ですので注意してくださいね。神楽殿は赤ちゃんのお宮参りの祈祷りなどに利用されます。


諏訪大社下社には本殿はありません。神木をご神体としてお祀りし、秋宮はイチイの木、春宮は杉の木です。
拝殿の正式名称は「幣拝殿」です。
拝殿裏の御柱をみてみよう
秋宮の記事でもご紹介しましたが、拝殿の裏側にも御柱がたっています。他の地方の神社では見かけない作りですのでぜひチェックしてください。


マニア向け?春宮と秋宮で彫刻に個性あり
拝殿正面に彫刻がありますね。よーく覚えておいて秋宮に向かいましょう。春宮と秋宮では彫刻の彫師さんが違っている関係で、作風が違うんです。気になる方は違いをチェックしてみましょう


浮いているのが見れたらラッキー!浮島にも寄ってみよう
浮島ってなーに?
春宮から徒歩1分の浮島に向かってみましょう。橋の上からみると左側が川になってます。雨で増水したときに両側で川が流れるようになります。川に囲まれて島が浮いて見えるので「浮島」なんです。


自然を感じてリフレッシュ
浮島の見どころは、都心の喧騒を離れてリフレッシュできるところ。上諏訪・下諏訪の中でも特に自然を感じられる場所にもかかわらず、気軽に行ける距離なのが嬉しいですね。




万治の大仏
諏訪観光で調べると必ず出てくる大仏は浮島の先にあります。浮島から徒歩1分。春宮に大鳥居を作ろうとこの石にノミを入れたところ、傷口から血が出たそうです。その後、石工の夢に「もっと良い石があるよ!」とお告げがあったことから祀られています。願い事を心で唱えながら、大仏の周りを三周しつつお参りください。


8月1日のお引越し行事。遷座祭(お舟祭り)
毎年8月1日は春宮から秋宮へ御霊代のお引越しが行われます。大勢の氏子が神輿を春宮から秋宮まで半日かけてひっぱっていきます。「今年は〇〇地区が担当」と年ごとに変わり、担当が一周するのに10年かかるそう。見学する観光客が少なめなことから、8月1日に諏訪にくるとお得な気分になれますよ!




おまけ:ご当地マンホールも見てみてね
秋宮にもある御当地マンホール。春宮だと入口近くにありますので、見てみてくださいね。


以上、春宮の主要スポット紹介でした。


